会社で若者に嫌われている自覚がないロスジェネ40代の残念な特徴

40代にはいると、「中年の危機」を感じて、実は人知れず悩みの中にある人が多くいる一方で、全くその自覚なく、若い頃と同じ感覚を引きずったまま、あるいはその感覚をさらにこじらせたまま、猛然と突っ走っている人もいます。

40代になって、知らないうちに周囲の環境や自分への目が変化していることにも気づかずに、一つも戦略を見直すことなくこれまで通りに生活していると、様々な場面で衝突したり困難に遭遇することが増えていきます。

そのときにそのトラブルをヒントによく考え、それが「そろそろ変化しましょう」というシグナルだと気づければラッキーです。しかしそれに気がつかないと、変化への警告アラートはより大音量で鳴り響き、結果として、よりひどい窮地に追い込まれていくことになりかねません。

そこで今回は、職場で嫌われたり、友人から距離を置かれたり、転職先でうまく馴染めないなど、人生が行き詰まっていることに自覚のない40代に見られやすい残念な特徴をまとめてみました。あなたは、当てはまっていませんか?

年上だからと周囲にやたら態度がでかい

職場などで、年下の部下・同僚に対して知らないうちに上から目線になってしまっていないでしょうか。アラフォーの方々が学生時代を過ごした昭和の頃は、先輩後輩の上下関係は絶対で、自分が若手だった頃はさぞかし上の人を立てて苦労してきたことでしょう。

しかし、もはや時代は変わってしまいました。昭和どころか、ゆとりの平成も今は昔…。現在の若い世代には、年齢にこだわらない「フラットでフェアな関係」が求められています。せっかく我慢してきたのにいざ自分が年上になったのに威張れないなんてあまりにもひどい話ですが、これが現実です。立場や年齢が上だからと偉そうに上から目線で説教するあなたは、年下の人間からは異質で、古い、目障りな存在に映り、知らないうちにラインを引かれてしまっているのです。

ましてや、年下を「いじる」ようなギャグを言ったり、下ネタや自虐を繰り広げていないでしょうか。これも若者にギョッとされる言動です。彼らは、ソーシャルネイティブ世代であり、物ごごろついた時から、人前でネガティブなことやショッキングなこと、品のないことを言うと孤立し炎上するという価値観を持ち、いかにその場の雰囲気に合わせるかに長けています。彼らは、コミュニティ内の人間を匿名でもない場では滅多に批判しません。よって、そうした倫理ポリシーに平気で抵触する発言をする昭和のアラフォー達は、彼らにとっては要注意のブロックアカウントのような位置づけになってしまいます。

すでに企業でもパワハラセクハラ対策が進んでおり、もはや公的な場ではこのような言動は許されるものではありませんが、もし未だにそんな言動をしている人がいたら、今すぐに言葉遣いや態度を改めるべきです。これから社会を牽引していく若い世代から、排除対象のオワコンと認定されないように、コミュニケーションのポリシーをアップデートし、上下関係という概念を捨てましょう。

愚痴や批判や自慢が多い

職場の組織のあり方、経営方針、新人教育、会議の進行、ありとあらゆることで、未熟な若者の振る舞いについついアラが見えてしまうのは、アラフォーの宿命ですよね。

そんなときに、まさかいちいち「そういうのは〜〜なんだよ」「そういう時は〜〜〜するもんじゃないよ」「どうして〜〜〜しちゃうかな」などと説教や小言を言っていないでしょうか。または「私の新人時代はもっとひどかった」「今の時代は楽なもんだよ」「ワープロ」「セガサターン」「昇竜拳」などと過去の思い出話を持ち出していないでしょうか。

さらには、自分より上の立場の人間の管理手法や会社の人事方針を批判したり、自分に与えられた仕事のレベルが低いなどと、立場以上に余計な口を出しては相手にされず、感情的に主張したりしていないでしょうか。

こういう態度の人は、100%周囲から距離を取られているという自覚を持ってください。

40歳にもなると、周囲はあなたの言動を一切注意してくれなくなります。たとえ出世に失敗したあなたに厳しい上司がいたとしても、基本的な振る舞いを注意するなんてことは誰もしてくれません。40代とは、そういったことが出来て当たり前と見られる年代なのです。ここから先は、誰にも甘えず、自分自身で客観的に自分を振り返り、一人で修正していかなければならないのです。

しかし、それをせずに、周囲が何も言わないのをいいことに子供のように好き勝手愚痴や批判を振りまいていると、あなたはいわゆる組織の「腫れ物」になっていきます。そうなると誰もあなたに本音で話してくれることは無くなります。たとえあなたが仲良くなれた、と思ったとしても、それは大きな勘違いです。

先ほど述べた、フラットな関係を求められ上下関係がない、という変化だけでもかなり悔しく辛い状況なのはわかりますが、さらに残念なことに、40代以降はもっと辛いのです。なぜなら、若い世代はフラットな関係を求めるとともに、年上の人間に、自分たち以上の人格的成熟を当たり前に求めてくるからです。

残念なことに、全共闘世代の多くの今の老人は赤ん坊のように切れやすく、物質的には恵まれていた多くの今の中年は子供のような甘えた精神のまま。バブルも弾け、超高齢化社会に希望もない若い人々は、そんな上の世代を、「イタイなぁ」と哀れみの目で見つめています。

もし、自分が職場でこんな言動をしているかも?と気がついたら、今すぐにでもより成熟した振る舞いに改善していきましょう。ゆっくりですが、周囲の反応も変わってくはずです。

汚ない、不潔、がさつ、センスがない

現代の若者は、SNSで「盛る」のが日常。家にTVはなく、オンデマンドで海外ドラマを見たり、Youtubeで海外の音楽を聴きます。ゲームも解像度の高いビジュアルで美しいアバターになってプレイ。彼らの美意識は高く、いかにお金はなくてもゲームとファッションには一番に投資します。

一方で、40代になってくると、次第に見た目にかけるお金が減ってしまいがちです。なぜなら、だんだん老眼が始まり、ファッション雑誌を読むのも面倒臭いし、性欲も減退し異性にそれほど関心がなくなるからでもあり、また、家庭や会社で責任も重くひどく忙しかったり、子供の教育費や家のローンで捻出できる予算がなかったりするからです。ある意味仕方ありませんね。

そんな苦労世代のアラフォーですが、残念ながら若者からの同情は得られません。彼らは、彼らの美意識を基準に、冷めた目でアラフォー世代を判定しています。

こんな人は、アウトです。

  • 昭和の流行の髪型・ファッションを更新していない
  • ちらほら出てきた白髪がそのまま
  • お腹が出てきた
  • 鼻毛がそのまま
  • 歯が汚ない
  • クサイ

今の時代、ボディー・トリミングの偏差値基準は、昭和の時代とは比べられないほど高いものになっています。男性でも化粧品を使うことが当たり前であり、最低限の清潔さを維持できない人は、それだけで即「ブロックアカウント」扱いにされてしまいます。まずは、拡大鏡と鼻毛カッターを買いましょう。ジムにいきましょう。

なれなれしい、ノリが若い

若い世代に心を開いてもらおうと、無理に人気お笑い芸人のギャグを言ったり、アニメの新作の話題を振ってみたりしていないでしょうか。また、「〜〜さんはどんな映画観るの?」と聞いて「あれ、観たよ、面白かった!」などとやっちゃっていないでしょうか。実はこれ、若い世代からすると本当に迷惑なのです。

現代の若者は、昭和生まれの40代とは違い、趣味が非常に多様化しています。同じアニメ声優や韓流アイドルを好きでも、誰のファン(推し)かが違うだけで、それはもう踏み込んではいけないそれぞれの世界があるということであり、そうした各自の「好き」を最大限尊重するのが、若者のコミュニケーションマナーです。

また、その「好き」の度合いも、今の40代が教室で「ねえねえ昨日のドラマ観た〜?」とみんなで輪になって話すようなライトな娯楽としてではなく、「推しのためならいくらでも払う・いや死ねる」というぐらいに、愛情すべてを投資する対象になっているのです。趣味は、昇給も年金もなく国が衰退していく不遇な若者世代が、公私をキッパリと切り分けて日頃の理不尽なストレスを解消する世界であり、不可侵の聖域と捉えるべきです。

ですから、軽々しく「いいね!面白いね!」と言ったところで、一瞬喜んで会話をしてくれるかもしれませんが、それであなたに心を開いてくれることは絶対にありません

さらに、「ちょ」「りょ」「ガチで」など、若者言葉を多用して取り入ろうなどという行為は本当に痛々しいのでやめましょう。若者言葉は流行り廃りが激しく、あっという間に死語になるからであり、かつ40代が使用すること自体が、彼らの「成熟した大人基準に抵触してしまいます。若者の会話に入れてもらえない悲しさはよくわかります。でも、考えてみてください。自分の親が友達と遊んでいる時に一緒に遊ぼうって入ってきたら、めちゃくちゃ嫌ですよね…。

若者の流行を追いかけようとしても、視力も思考速度も記憶力も衰えた中年には、残像しか見えません。そんな暇があったら、成熟した言葉遣いと、100年たっても朽ちないほどの教養を身につけましょう。大人の自分の「好き」の世界を見つけましょう。彼かが困った時に、そっと解決のサポートができるような、かっこいい中年を目指しましょう。

まとめ・「残念な中年」を脱するには?

以上、3つの残念な特徴をご説明しました。耳の痛い(活字なので目が痛い?)話があったかもしれません。しかし、日々気がついたところから修正していけば、ゆっくりとですが様々な状況が改善の兆しを見せることでしょう。

今までの「イタイ」自分が、周囲からどのように見えていたのか。それが自覚できたら、80%は自己改革成功です。ここから、人生の成熟期の醍醐味が存分に味わえるようになるはずです。

本当に残念なことですが、誰でも、年齢を重ねれば重ねるほど、プライドは高くなり、聞く耳は持たなくなり、柔軟性は失われていきます。多くの中年世代が、このような世代ギャップに取り残されたまま、わけもわからず荒波で溺れています。現代社会はかつてないほどの速度で価値観が変化しています。そんな中で、昭和の価値観のまま変わらずにいることは、孤独に取り残されることと同義です。変わることをためらわず、新しい自分へとアップデートしていきましょう。必要なのは、ほんの少しの素直さと勇気です。そこに、想像もしなかった世界が待っていますよ。

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